2022.06.28

頭痛の治療で大切なこと

頭痛に悩まされて、医療機関を受診した場合、まず危険な病気が隠れていないかどうかを診察や検査(血液や髄液検査・CTやMRIといった画像検査)で判断します。その際に見つかることがある脳出血や脳腫瘍などの命にかかわる病気のため生じる頭痛は、”二次性頭痛”と呼ばれます。

 一方で片頭痛や緊張性頭痛など、”CTなどで頭痛の原因がわからない”といった、”危険性はない頭痛”のことは、”一次性頭痛”と呼ばれます。頭痛で受診される方の大部分は、”一次性頭痛”です。

頭痛がある場合、まずは痛み止めの薬を飲む方が多く、大体の場合は、それで頭痛はおさまります。しかし、最初は薬が効いていたのにそのうち効かなくなった、という方も多いはずです。

”痛み止めを使っても治りにくい” ”頭痛の頻度が多い”という場合、痛み止めだけの治療には限界が出てきます。そればかりか、さらに頭痛が悪化することもあります。このようなことを避けるため、頭痛の治療は、”予防治療”がとても重要なのです。

さらに頭痛の診断によって、”痛み止め”や予防治療”が異なるため、頭痛の診断を正しく行うことが大切です。

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